システム開発会社に依頼、事前に知っておきたい注意点
自社内の業務を行うとき、パソコンで利用するシステムがあると便利です。
パッケージソフトや表計算ソフトで自作したりもするでしょうが、開発会社に一から作ってもらう方法もあります。
ただ開発会社にはたくさんあり、依頼前に気をつけないといけないことがたくさんあります。
自社内で行うのか下請けに出しているか
ファブレス企業と呼ばれる会社があります。
メーカーが多いですが、実際にその企業内に工場はありません。
その会社自身はノウハウなどを持っていて、設計などを元に下請けに作らせています。
もちろん信頼ある会社に下請けに出しているのでしょうが、どうしても自社内で行うときに比べると情報のやり取りがしにくくなります。
システム開発会社に依頼するとき事前に知っておきたい注意点として、その会社が自社内ですべてを行っているのか、下請けにも出しながら行っているのかがあります。
いくつかのタイプがあり、ファブレス企業のように開発部隊を一切持たずに設計のみを行う会社があります。
一方開発部隊を持ちながら、一部の分野において下請けに出すところ、そしてすべてを自社内で開発するところがあります。
すべてを下請けに出しているから悪くてすべてを自社内で行っているから良いわけではありません。
ただ自社内で行っている会社の方が希望を伝えやすくなります。
下請けだと希望の通りに伝わらない可能性があり、開発に時間がかかるかもしれません。
希望するシステムに対する強みを持っているか
自社内で利用するシステムにおいて、安く導入するならパッケージソフトを使うのが良いでしょう。
会計や人事管理、生産管理などいろいろな分野のパッケージソフトが販売されています。
ただそれぞれの会社の業務とシステムの内容は必ずしも一致しているわけではありません。
自社の業務にぴったり合ったシステムとなると、システム開発会社に依頼した方が良いと言えるでしょう。
では事前に知っておきたい注意点に何があるかです。
それぞれの開発会社には強みがあります。
まずはどんなシステムを作っているかです。
ゲーム関係に強いところもあれば、業務関係に強い所、ファイル管理やOSなどに強いところなどがあるでしょう。
会計ソフトをゲーム開発を得意とするところに依頼するのはあまりよくないかもしれません。
その他インストールして利用するソフトなのかウェブを通して利用するかによっても異なります。
一般的にはインストールするタイプが多いですが、最近はウェブを通して利用できるシステムを開発する会社も多くなっています。
求めるソフトに強みを持っているかどうか知っておきましょう。
予算と納期を合わせてくれるかどうか
会社を運営するためにはいろいろな計画を立てます。
経営資源には一定の限度があり、それをうまく配分しなければいけません。
いつどれくらいに資金を導入してどんなことを行うかの計画を立てておき、できるだけその計画通りに進ませる必要があります。
お金がかかり過ぎれば損失が出てしまうかもしれません。
予定が遅れてしまうとそれ以降の計画まで遅れてしまう可能性が出てきます。
システム開発会社に依頼するとき事前に知っておきたい注意点として、予算と納期をきちんと希望通りに合わせてくれるかになります。
初めて利用するところはどうしてもこれらの情報がありません。
何度か利用していると、以前依頼した時の差などがわかります。
予算に合わせてくれるところもあれば、大きくオーバーしたので依頼を辞めるなどの判断もできます。
初めての時は、見積書の内容を細かくチェックしたり開発体制をきちんと聞いておく必要があります。
見積書に本来あるべき金額が無ければ予算オーバーする可能性があります。
開発部隊としてどれだけの人員を充ててくれるかなどの確認もしましょう。
開発体制が自社内のみか下請けにも出しているのかを確認しましょう。
それぞれの会社がどんな強みを持っているかを知っておき、依頼するシステムに合ったところを選びます。納期と予算に合わせられるかは非常に重要なポイントになります。